うし君の手紙
2007年の1月17日。今からちょうど1年ほど前。僕はにこにこ新聞のネタを集める為にいつものようににこにこなニュースを探していました。そこでたまたま見つけたのが加藤貴光君の手紙。衝撃的な出会い、そしていつの間にか曲が出来上がっていました。そしてほぼ一年が経ちました。
そして12月7日、彼の実の母親からメールが来ました。お母さんもたまたまインターネットを見ていてこの曲を見つけてくれたそうです。メールでの文通が始まり来年の1月2日には待ちに待った念願の出会いを果たす事ができます。
僕のおばちゃんが言いました。広島のお母ちゃん(加藤さんの事)のような我が子を失った母親の気持ちは自由きままに生きている勝利(僕の事)には一生分からないと思うよ」。はっとしました。僕が思っているよりもきっと100倍の苦しさと悲しみ、そして喜びを経験している加藤君のお母さん、そして世の中のたくさんのお母さん達。
中途半端な気持ちでは音楽なんて作れないと心から思いました。10月の15日に東京にある自宅兼スタジオを解約してから放浪の旅に出てほんで数ヶ月で出会った広島のお母ちゃん。加藤君が亡くなってから10年以上も経った今出会った広島のお母ちゃん。僕の放浪の旅を助けてくれると言っています。すでに読売新聞、関西テレビ、等の取材を受けました。
僕が勝手に感動して曲にして、勝手にネットにアップして、勝手に東京を出て、勝手に生きてきた僕に手を貸してくれると言うのです。ありがたい話です。これからもにこにこ新聞を通じてたくさんの人の幸せとにこにこを伝えて行きたいと思います。ここに再度運命的な出会いと僕の人生の転機を与えてくれたうし君の曲を掲載したいと思います。
うし君を含めすべての震災の犠牲者の冥福と遺族のこれからの各々の小さな幸せをお祈り致します。
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「親愛なる母上様」 作詞:うしくん(加藤貴光)
あなたが私に生命を与えてくださってから、早いものでもう二十年になります。
これまでに、ほんのひとときとして、あなたの優しく温かく大きく、
そして強い愛を感じなかったことはありませんでした。
私はあなたから多くの羽根をいただいてきました。
人を愛すること、自分を戒めること、人に愛されること……。
この二十年で、私の翼には立派な羽根がそろってゆきました。
そして今、私はこの翼で大空へ翔(と)び立とうとしています。
誰(だれ)よりも高く、強く自在に飛べるこの翼で。
私は精一杯やってみるつもりです。
あなたの、そしてみんなの希望と期待を無にしないためにも、
力の続く限り翔び続けます。
こんな私ですが、これからもしっかり見守っていてください。
また逢える日を心待ちにしております。
最後に、あなたを母にしてくださった神様に感謝の意をこめて。
翼のはえた“うし”より
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